日本財団 図書館


 

人と共に他の乳児達とも良く遊びました。その頃は、わがままを言わず、おとなしく、普通でした。外泊許可をいただいた時、わが家においてもおとなしい子どもでした。ただ、遊びの中で言えば、元気よく活発な動きです。
玩具にて、一人で遊ぶ時が多かったのですが、お父さん、おじいさんと遊ぶ時がたびたびありました。乳児院では、男の先生が居ないためか、接する機会も少ないことがあったのだろうと思います。望みが少しづつ叶い、現実の一歩を踏み出す外泊でした。その外泊も、2回、3回と回数が増えるにつれ、わが家にも慣れ、わがままが出て来ます。案外、早く、人慣れする子どもでした。外出を含め5〜6回の外泊が過ぎた頃から、長期の外泊が始まりました。
そして、里親委託期間中に、3才の誕生日を迎えました。子どもは、手も足も大きく、ガッチリタイプです。そのためかどうかわかりませんが、食べることも人一倍よく食べます。風邪もそんなに多くひきませんが、まだまだ、本人に抵抗力がないため要注意です。食事やおやつについてもよくかまずに飲み込みますので、消化不良や腹痛を訴えます。その都度、医者通いです。夜や休日の病院が苦労するところです。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION